釣り馬鹿Gちゃん釣行記 親父と富士山
Gちゃんの父は 一言で言うなら・・ ”変な人 ”
Gちゃんも変だと言われるが こんなものじゃない
「変さ値」で表すなら Gちゃん 50 親父 95 ぐらいか。
その親父が65の時 山道具の整理をしているGちゃんに言った。
父 「G 父さんな~~死ぬ前に1回でいいから富士山に登ってみたいんだけど・・
連れて行ってくれんかなぁ」
G 「フンッ 殺しても死なねぇくせに・・」←Gちゃんの心の言葉
Gちゃん一生懸命 考える。(もう9月も半ば・・これ以上遅くなるといつ雪が降るか分からない だけど一人じゃなんかあったら対処できないン~~ン そうだYを引っ張り込もう)
G 「分かった 明後日の日曜日行こう。朝4時に家でるから。親父足のサイズは?」
父 「なんだ靴買ってこなくていいのか?」
G 「ウン Yからかりよう。あいつもそんなもんだ」
その夜 YにTEL
G 「お前足何センチ? ん・・26 ちょうどいいや 親父に履かせるから貸してくれ
明後日富士山行くから、親父にかすのと 自分の分も持って朝4時に家にきて
れ。じゃぁな!」←この場合相手にしゃべらせないことがコツ
日曜朝白々と明ける頃 Gちゃんの愛車サバンナで出発(RX-3 良い車でしたね~
ガソリンはくったけど・・)
Yに運転させ 親父とGちゃんは爆睡 なんと河口湖までの約160kmを1時間半かからずにつきました。
G 「早かったな~ 首都高混んでなかった? スバルライン俺運転するか~?」
Y 「いいよ 寝てなよ」
流石は房総族 気合いがはいってます。
5合目駐車場で弁当を食べ 7時頃歩き始める。先頭はGちゃん ゆっくり歩く。
あまりの遅さに
父 「もっと急がなくていいのか?父さんなら大丈夫だぞ」
Y 「大丈夫だよ親父さん Gさんちゃんと考えてるから」と後から声をかける
そんな親父も8合目あたりでへばる。
父 「G なんで急にペース上げる」
G 「ペースなんか上げてないぞ 最初から落としてないだけだ。疲れたのか?
じゃぁ風当たりよわいとこでチョット休むか」
そんなこんなで13時頃山頂に到着。実はGちゃんもYも富士山頂は初めてでした。
(冬に雪上訓練という名の雪遊びに8合目あたりまでは何度もきてましたが。
影富士 山頂からしか見ることは出来ません 画像お借りしました。
そんな親父も毎朝のトレーニング(自転車で20kmぐらい走ってたらしい。)のとき
横から来た自転車と衝突し脳挫傷で亡くなりました。79才でした。
母から聞いた話ですが 亡くなった年まで毎年Gちゃんと富士山に行った日に一人で
登ってたそうです。言ってくれれば1回ぐらいはつきあったのに・・・
今日もつまらない想い出話 付き合ってくれてありがとうございます。
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