釣りバカGちゃん釣行記

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釣り馬鹿Gちゃん釣行記 猿酒

 猿酒
 猿酒というのをご存知だろうか? 
猿が木の虚や 岩穴に貯蔵した山ブドウ・その他の果実が自然発酵し、酒になったというものだ。信州では山に入った杣人たちがこれを飲んでいたという言い伝えがある。


 「本当にあるのなら ぜひ飲んでみたい」と思ったGちゃん・・
(この頃はまだアルコールアレルギーは発症してなかった)
ちょっと調べてみると 東北地方にもこの類の伝承はある。


 「これは いよいよ本物だな」っと思い・・
大きな原生林を擁する山塊を中心に歩きまわる。朝日・飯豊・会越国境・奥只見・上越国境
だがない・・>< 


 ミサゴ寿司(タカの一種 ミサゴが巣に溜め込んだ獲物の魚が発酵したもの・・近江の
鮒寿司みたいなもの←これも言い伝え)を食べながら猿酒を飲む という夢を追い続け、
一人山の中を歩きまわり(もう徘徊と言った方が・・)その夢も忘れてしまった頃


 長年の友人(♀)と 福島の桧枝岐近くの釣り堀にイワナを釣りに行くことに。
東北自動車道を使い 普通のルートで行くのは面白くないと 湯西川温泉に1泊し 林道
を使い南会津に下りることにする。


 密造ワイン造り

 林道の封鎖ゲートから5分ほど走ると 挙動不審なオジサンが二人・・木に登って なにかを取っては背負った籠に入れている。気になってしばらく眺めていたが とうとう車から
降りて話しかける。


 Gちゃん  「こんにちは^^何取ってるの~?」
 挙動不審者  「ヤマブドウだよ」
 Gちゃん   「どうするの?食べるの?」
 挙動不審者 「イヤ 沢山あればジャムもつくるけど・・葡萄酒作るんだよ」
 Gちゃん  「ニヤリ・・」


 そうだ!!無ければ 作ればいいんだ。どうせ猿もGちゃんも似たようなもんだ。
隣を見ると酒好きな彼女の目も爛々と・・・


 急遽 釣りは取りやめ、ヤマブドウ取りに変更
素敵なオジサマ二人に色々教えて貰い さらに上って行く。
ありましたよ ヤマブドウ

 サル並の運動神経を持つGちゃん・・木に登り、ツルにぶら下がり 頑張りました 大きなレジ袋に5個 これでどのくらい出来るだろうとワクワクしながら急いで帰宅。


 勿論 当初の目的のイワナは釣ることはできませんでしたが、途中のドライブインで・・



 ワイン作りはブドウを房からはずし、潰すことから始まる。外国では清らかな乙女が
踏み潰すと聞きかじってきた彼女・・私がやると言うが当然 却下(厚かましい お前
のどこが清らかな乙女だ!)
 結局 手で潰し、ネットからの知識で砂糖を加え 果実酒用の瓶に移し冷暗所に保管
2~3週間で発酵が終わり完成のはずが・・20日後 蓋を開けてみると臭い ><
レシピをもう1度読直す 


 発酵中は菌の呼吸を助けるため、ガス抜きの穴が必要です。→無かった ><
 1日に1回揺するなどして撹拌し、蓋を開けて空気の出し入れ・・やってない


というわけで・・腐ってしまいました ><


この教訓をもとに 今度こそと思ってるGちゃんです。


今日も読んでくれて ありがとうございます。 ではまた~^^