釣りバカGちゃん釣行記

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釣り馬鹿Gちゃん釣行記 忙中閑あり 2

 3月7日
 相変わらず忙しい日が続きます ><
我々 土方が年度末に忙しいのは今に始まった事ではないけど、今年はちと異常ですね。


今日は肌寒いし、仕事にも疲れたので早く帰ってきました。更新するにもネタがないので
昔あった出来事から・・


これって幽体離脱?
これは怖い話なのか 単なる夢だったのか分からないんですが、穂高に屏風岩と呼ばれる
岩壁があります。


       

ある年の12月半ば 冬の屏風を登りたいっていう若いやつを連れて行った時のことです。
ルートは写真中央よりやや下にポツンと緑色の灌木帯が有りますね。
そこから左斜め上 岩が剥がれ落ちたように白くなってる部分がわかるでしょうか。
そこを登り、黒い筋に見えるオーバーハングを越えて左上していくものです。
それほど難しいルートではありませんが、白く見えてる部分が約90mぐらいずっとハング
していて体力は消耗しますね。


 厳冬期とは言えませんが、冬の岩登りは壁のコンディション次第なので 途中で日が
暮れてもいいように、ビバークの準備はしていきました。
 案の定 Gちゃんが最後のオーバーハングを越えたとこで薄暗くなり、行動を続行するのは危険と判断し、各々 安定している今の場所でビバークすることにしました。
 
 寝ているうちに落ちないように自己確保を2個所は取り、薄明るいうちに夜を迎える
準備を急いでました。すぐ脇に打ったハーケンにザックを引っ掛け、羽毛服を出して
着込み、下半身用のシュラフを出そうとしたとき、あろう事かザックの中身を全部
ぶちまけてしまいました。500mぐらいどこにも触らずに落ちていった筈です。><


 羽毛の上着だけは無事でしたが、あとはほぼ着の身着のまま・・幸いな事にポッケに
あめ玉が5個とチョコが半分ぐらい入ってたのが心強かったですね~。
厳冬期とは言えないものの気温は-15度ぐらいまでは下がるでしょう。それ程寒くない
うちに少しでも寝ておこうと壁にもたれ立ったまま目をとじました。
 1時間ぐらいウトウトしたでしょうか・・周りは真っ暗になっていて、すぐそこに
横尾山荘の灯りがみえるんです。間に梓川があるから距離はかなりあるんですが、
ホントにすぐそこに見えてて不思議に思ったものです。
 ここで一旦 自分が置かれてる状態に意識を戻し、確保用のザイルをチェックしたり
あめ玉を一つ食べて、また眠ろうとすると、今度は山荘の部屋の中が見えるんです。
女性2人を含む5人のパーティーが炬燵に入ってミカンを食べています。
いいな~~暖かいだろうな~と思いながら見ていると、また現実に引き戻される。


 22:00頃 部屋の灯りが消えるまで何度もその状態が続きましたね。あとは ひた
すら寒くて、長い夜でした。


 後日 その夢の話をしたところ、ある人に「それはお前、夢じゃ無くてホントに
窓から覗いてたんだよ。その中にお前と波長の合う人がいたら外に浮いてるお前の
姿が見えたんじゃないか?」と言われ、なんとなく納得したGちゃんでした。



今日もお付き合いありがとうございます。 早く本来の釣行記を書きたいものです。
ではまた~~^^