釣り馬鹿Gちゃん釣行記 コカコーラの想い出
Gちゃんが8歳だった。 昭和34年夏
新しい物に目が無い父が「これが今 アメリカで大流行の飲み物だ」と言い
長崎市内から買ってきたコーラ
数日後に予定されていた家族での海水浴に持って行くことになった。おそらく父も
そのつもりで買ってきたのだろう
だが 今と違い冷蔵庫など普及していない時代 もちろん保冷剤などもない。
オムスビと一緒に風通しがいい日陰に置いていても 暑い長崎の夏 栓を抜けばどうなる
かは想像出来るだろう。
父が蓋をあけると 凄い勢いで噴出す泡・・それを呆然と見つめる4人+1匹。
我に返った父が泡になってしまう前に飲もうと口に含み・・吹き出す。
「石油臭い というかへんな薬品臭い。母さんどうおもう?」と母に手渡す
恐る恐る受け取り、少量を口にする母 「ウン 少なくとも飲み物の匂いと味じゃないわね」と口に入れた分をはき出す。
「この1本だけが傷んでたのかしら・・?」と言いながら もう1本開けてみるが
当然前と同じ状態 姉二人と両親はスンナリ諦めたが 諦め切れないGちゃん・・
「もう1本開けて! Gちゃんが飲むから」と愚図る
さんざん 母を困らせた 60年前のGちゃん・・
なに不自由なく育った 幼年期のよき想い出です
今日もお付き合いありがとうございます。ではまた~^^
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