日光いろは坂を登り切り、中禅寺湖の手前を左に折れてボートハウスや土産物屋の間を通り抜けやや左手に急な坂道を登って行くと、奥日光の展望台といわれる半月峠に着く。
　確かにここからの雄大な奥日光の眺めは素晴らしい。眼下に広がる中禅寺湖、正面に聳える男体山。その左に広がる戦場ヶ原　原の中央を通り、奥に連なる山々を金精峠から超えるとそこはもう群馬県片品村だ。このドライブコースをもう20回ぐらいは走っただろうか・・
　何回走っても飽きることはない。

　だが今日Gちゃんが話をしようと思っているのはこの素晴らしいルートではなく、日本
の公害の原点ともいわれる山々の話だ。中禅寺湖にむけてた目を左に約９０度ぐらい移動
するとそこには足尾山塊と呼ばれる山々がある。

　足尾銅山鉱毒事件で知られる足尾銅山があった場所だ。いつ採掘が中止されたのかは
知らないが、無計画な伐採・銅山からの煙害（亜硫酸ガス）・鉱毒の垂れ流し、さらには
伐採による保水能力の低下からの渡良瀬川の洪水の増大等々　でGちゃんが行った頃も
草木は１本もなく、生物の気配なんか皆無の見渡す限り岩だけの世界だった。
（尤も当時のGちゃん達には岩さえあればよかったのだからww）

　👇　こんなとこどうやってフリーで登れって言うんだよ！　と怒るGちゃん

　この死の谷のようだった所も、気の遠くなるような林野庁や地元のボランティアの方々
の努力により、完全ではないものの、緑もかなり増え、嬉しいことにクマ・カモシカの姿
も確認されたようだ　「一度失われた自然は元に戻ることはない」ということを開発計画
を立てたりする偉い方々には肝に銘じて貰いたいものだ。

　嬉しいことがもう一つ　今宅急便が届き、

　これでGちゃんの食生活もいくらか改善されるだろう　☆*: .｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆

では　皆様方はいい夕餉の一時をお過ごしください　💖