釣りバカGちゃん釣行記

釣行記  日々のこと  想い出

釣り馬鹿Gちゃん釣行記 ワンコたち

 明けましておめでとうございます


もう5日ですね~ Gちゃんは明日から仕事です。今年も一生懸命 釣りをして 合間に
時々 仕事する予定でいます 釣行記と銘打ってるくせに 釣りの事より 他のどうでも
いいような事ばかりのブログですが 今年も宜しくお願いします。


 www  表題はワンコなのに・・・>< 


 Gちゃんは犬が好きだ。いや 犬に限らず動物全般大好きだ。それはGちゃんが小さい
頃からいつも側にいて、Gちゃんを守ってくれたこの子がいたからだろう。



 Gちゃん 小学校2年・ぺス 2才♀・姉たち ♀ S4 S6  いかにも昭和30年台前半の子供
っていう感じだね~ しかし・・Gちゃんの目つきの悪さはこの頃からなんだwww


 ペス
 ある日 姉が子犬を抱いて帰宅した
名前は当時流行してた少女漫画 ”ペスよ尾をふれ” からペスと名付け、家族皆で可愛がってそだてた。
 やさしい女の子で、祖父が飼っていたニワトリ(ヒヨコ含む)が昼寝をしているペスの
背中に乗っても身動きもせずにジッとしてたのを思い出す。


 Gちゃんとしては 「ペスは家族の中でGに 一番懐いている」と思っていたが
ペスとしては 「この子は アホだから 私が目を離さずに 守ってあげなくちゃ」と
思っていたのだろう。


 学校に行くときは 家と学校の中間点にあるトンネルまで一緒に来て そこでお座りして
見送ってくれる。
 帰りは歩いていると どこからともなく現われ 付かず離れずついてくる。(当時は犬は
放し飼いが普通だった)
 近所の子供たちが集まり 相撲なんかしてると大変で、もの凄い勢いでGちゃんの相手に
飛びかかり・・噛む だから遊ぶ前に皆でペスがどこにいるかを確認したものだ。


 当時から釣りが好きだったGちゃんと一緒に海に来て 傍の岩の上で寝そべっていて、
何か釣れると覗きにきて一緒に喜んでくれる。


 Gちゃんが釣りに行く姿を見ると 魚屋のオバサンがアラカブ釣りのエサにとアジ1尾
とイワシのテンプラを2枚ペスと食べなさいと言ってくれたものだ。(Gちゃんは貰った
と思っていたが、後で母親が料金は払っていたとの事・・ウ~ム 商売人め。)


 やがてGちゃんが中学になる頃 父が勤めていた炭鉱が閉山となる。周りの人々がどんどん流出していくなか 父は閉山後の後処理に追われ(坑道の入り口を爆破して塞いだり・・)周囲の人に遅れること半年余り Gちゃん一家は千葉に引っ越すことになる。


 この頃にはかなりの老犬となり、顔は真っ白になり 歯もほとんど無くなっていたが、
引っ越し準備をしているとオロオロし、落ち着かない。いくら「大丈夫だよ お前も一緒
に行くんだから」と言っても無駄だった。


 当時の国鉄は客車内にはゲージに入れても連れ込めず 同列車に牽引されている貨車に
押し込まれ不安だっただろう 停車時間が長かった博多駅で様子を見に行ったときは
大喜びしていた
 岡山を過ぎた頃 車掌が来て両親と話しをしている。聞くと ゲージを壊して脱走し、
行方不明になったとのこと。現在なら責任の所在をめぐり大騒ぎになるんだろうが、
半世紀以上も前の事・・どうなったのかは聞けず終いだった。
 Gちゃんの母親(現在95才 元気)もいまだにその話になると涙する。


ブー子
 Gちゃんが勤める会社と取引がある建設機械のリース屋には 広い敷地に10頭の柴犬
がいた。Gちゃんのお気に入りはサクラちゃんという女の子で そこに行く度に遊んで
いた。


 ある年の初冬 そこの専務からの電話で 「サクラが子供産んだから見に来ない?」と
矢も楯もたまらず さっさと仕事おわらせて見に行く。日溜まりに新しく作られた
産室用の小屋の中にサクラと4頭の子犬・・見ているといつの間にか側に来ていた
専務 「どれか持って行く?」
G  「ウ~~ン」 (まだ鬼さんの許可もらってないし・・)


 考えていると 1頭が母親からはなれ ヨタヨタと目の前に来て腰を落とし「ジャ~~ッ」
とオシッコ。決まった!!
G「これ釣れてくワ」
専務「エ~~ッ これ4つの中で一番 ブ~じゃないよ!」この一言で名前も決まった。

 それがこの子 ブ~子ちゃん
予防接種を済ませ 公園デビュー たちまち人気者に

 ブ~子ちゃんの子供なら 欲しいという声も多く、避妊手術をしないまま7才になったころ ブ~の異変には気が付いたんだけど ちょうど仕事が忙しくて・・病院に連れて行けないまま放置 やっと連れて行けた時には子宮蓄膿症から腹膜炎を併発し、おまけに多臓器不全とかで手遅れ。いつものようにGちゃんのベッドで抱いて寝ながら 謝り続けるペロペロ
なめがら Gちゃんの腕のなかで息を引き取りました。


 モモ
tブ~子を亡くし 1年ぐらいたった頃 Gちゃんは もう犬は飼わないと決めていました。 ある雨の朝コンビ二に寄ると駐車場の隅に犬がまるくなってます。どうしたんだろう?と手を伸ばすと怯えたような表情で歯をむき出して威嚇しますが、かまわず 体を撫でててみると手に背骨も肋骨もさわります。ガリガリに痩せていて よく見るとヒゲも付け根から5ミリぐらいの所でチリチリに縮れて丸まっています。おまけに脇腹にはマジックで
弓矢の的みたいなものが書いてある。店長に聞いたところ 近くの高校生たちに遊ばれてるとか・・チョット離れた所からロケット花火で狙ったり、ヒゲはタバコの火で焼かれていた
とか・・それでも逃げないのは食べ物が欲しかったからなのか 不憫です


 Gちゃん もし飼い主が探しに来たら・・ということで携帯番号を置き 一時保護することにして ブ~の時からお世話になってる病院へ連れて行きました 健康診断とノミの駆除
獣医さんの見立てでは2才半ぐらいだろうと。


 Gちゃん 飼い主を探してあげたくてネットで調べると 何十万件とあり、条件を絞り込んでも1万件は下りません。ネットは諦め コンビ二に張り紙。何の手がかりもないまま
2~3ヶ月たつとヒゲものび表情も明るくなってきました。

 そこで飼い主捜しは諦め、G家の犬に。



 

  この子はG家に来てから13年生き 老衰でなくなりました。
トラウマになっていたのでしょう ロケット花火の音がすると 狭いところに逃げ込み大変
でした。なんでこんなに可愛い子にあんな酷いことが出来るんでしょう。
 人も動物も生あるものすべてが 尊重しあって生きて行きたいものですね。


 長々とお付き合い下さりありがとうございます。