皆さんはリングワンダリングという言葉をご存知でしょうか？
日本語では環状彷徨とか円形彷徨とかいわれてます。
（Gちゃん山を始めた頃から　ずっとリングワンデリングだと思ってましたが　この記事
を書くにあたり調べなおしてみたらリングワンダリングでした）

　人間誰しも　視界を奪われると真っすぐには歩けないんです。各々の身体的特徴
例えば　利き足・利き腕・左右の足の長さの差等の影響で　円を描くように歩くんです。
これが遭難の原因となります。

　古くは八甲田山の雪中行軍　愛知大の北ア　薬師岳の大量遭難等数え上げればきりがない
です

　上の３枚は八甲田山です。続いて薬師岳のカール（氷河により浸食されたU字形の谷）

　共通点が有るのがわかるでしょうか。そうですね　広くて起伏があまりないんです

　話はとびますが、２０年程前人気グループだったグレイが幕張メッセの駐車場で
10万人とも20万人ともいわれてる野外コンサートをやったのを覚えていますか？
Gちゃんあのとき県の仕事で仮駐車場を造りに行ったんです。
　駐車スペースの区画割のトラロープの延長が　なんと30000ｍ・・それを2.5ｍ毎にピン
でとめていきます。人海戦術しかないということで毎日２０人ぐらいの作業員を連れて行ってたんですが、その時ある実験をしました。敷地の端から端まで約200ｍを目隠しをして
一人ずつ歩かせてみたんです。皆　乗り気じゃなかったんですがGちゃんの「目標から10ｍ
以内についたら賞金５０００円だすぞ」の言葉に我先にとやりはじめました。
　広い敷地とはいえ、完全に円を描くまでのスペースはないのでスタート地点から目標
に向かって９０度ぐらいそれた時点で止めてたんですが、結果として参加した２０人は
計算上ですが直径150～300ｍぐらいの円を描いたんです。その円の小ささに驚いた記憶
があります。

　濃霧にまかれたときや吹雪・地吹雪で視界が効かないときは呉々もご用心を！！

しょ～～もない話にお付き合いありがとうございます。ではまた～～＾＾